法隆寺展入囗の如意輪観音。 横からみたからだのふっくらラインが美しい。 なかでもお腹の丸いラインがほんとに美しかった。 その続きです。 二昔前になりますが メディチ家の霊廟のこの彫刻の実物をみたとき、 異和感があった。 「なんだコレ?」って。 ミケランジェロの有名な彫刻、観光の目玉だし これが名作です!!的な解説もしてもらったんだけど 容赦の無い筋骨格の表現を なんかやだなと感じたのをおぼえている。 これって美しいのか?って だのに、体操を教えるようになって、 観音様より「夜」のほうが 疲れなくて運動能力が高いからだだということを知った。 さて、ルーブルのサモトラケのニケのお腹まわりですが、 ミケランジェロの「夜」とにているところが多い。 「夜」より、おだやかな筋肉表現ですが、 「夜」や「ニケ」みたいなものを日常的に見ている人と 観音様を日常的に、見ている人とでは 自分の腹周りのかたちもおのずと変わるのではないかと 下は唐招提寺の如来形立像のつもり 大事なのはおなかまわりのかたち。 絵と文 しげよん@2021